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志や夢を抱く人を増やしていきたい! – Soichiro Ishihara – 石原 壮一郎氏

志や夢を抱く人を増やしていきたい! – Soichiro Ishihara  – 石原 壮一郎氏

社団法人Ambities(アンビティーズ)代表

石原 壮一郎さん

▼プロフィール

平成8年、富山県富山市八尾町生まれの19歳。県立雄峰高校通信制に通う現役高校生。「社団法人Ambities」を立ち上げ、平成28年4月、越中八尾駅前に図書館やカフェの機能を備えた学習スペース「ソーシャルラウンジYOROZUYA(よろづや)ひばり」をオープン。この運営と国際協力事業の2本を柱に事業を行う。学生ボランティア団体「高校生自治会 STUDENT FORCE(スチューデントフォース)」代表も務める。

 

不登校をしていた中学2年生の終わり、平成23年3月に東日本大震災が起こりました。知人から東北を支援する「東北AID(エイド)」の代表を紹介され、一緒に物資を運んだ際に、現地で家や当たり前の日常が一瞬にして奪われた人々に出会ったことが転機になりました。自分の抱えていたものがいかに微々たるものだったかを思い知らされ、「これから世の中のために動こう」と決意したのです。

それから1年間で計30回、最初のうちは週に1度のペースで東北へ行きました。現地の若い人も立ち上がって活動を始め、物資の輸送を通じてやり取りする中で、復興支援は東北だけにとどまらず、これからの日本を支える若い世代を作っていくことだと実感しました。

平成24年に雄峰高校へ入学し、週に3日は学校、週に2日は造園業でアルバイトをし、活動資金を貯めました。2年生の時、若い人をどんどん巻き込んでいこうと、友達と学生ボランティア団体「高校生自治会 STUDENT FORCE」を立ち上げました。国際協力活動として県内19の小・中・高校の生徒会やボランティア部などに協力してもらい、「募ペン」を行っています。生徒が生徒に呼びかけて集められたペンやノートなどの文房具を、これまでに2回、ネパールとフィリピンの子どもたちに届けました。目標は県内30校の協力を得ることで、次回は11月にネパールへ行く予定です。

大事にしていることは、「何のためにやるのか」ということ。それがないと進みたい方向へ進めないので、何となくやるのではなく、常に考えています。でも、僕はリーダーになりたいわけじゃない。まず誰かが一歩目を踏み出すことが必要なので、自分がそれをやり、しっかりとした土台を作って次の世代に繋げたいと考えています。今年度、高校を卒業して進学予定なのですが、志を共有し、一緒に活動できる仲間の中からリーダーシップのある人にゆくゆくは引き継いでいってほしいです。

学生である自分が世の中のためになる事業を1つ立ち上げ、モデルケースにしようと「社団法人Ambities(アンビティーズ)」を立ち上げました。「Ambities」は英語の「ambitious(アンビシャス、大望のある、意欲的な)」と「tie(タイ、ネクタイ、結ぶ)」をつなげて「志を結ぶ」という意味で命名しました。「志」を意味するオランダ語でもあります。日本とアジアをつなぐ架け橋になり、志や夢を抱く人を両方で増やしていきたいというのがビジョンです。

僕はすごく周りの人に恵まれていると思っています。支えられているから思い切って前に進めます。周りの人が1人でも欠けていたらここに辿り着きませんでした。感謝が人生のキーポイントです。地域を盛り上げることで地元に恩返しをしたいと思い、今年4月に「ソーシャルラウンジYOROZUYAひばり」をオープンしました。中学生や高校生から地元の年配の方まで幅広い世代に利用していただいています。ここから活動の輪が広がり、大人の方にも自分たちの活動を知ってもらえたら嬉しいです。「学生でもできるんだ」「学生だからこそできるんだ」ということを周りの学生に伝えたいです。

今後は、9月に行われる「おわら風の盆」に合わせてゲストハウスに改装したいと考えています。海外から来られた方にも、ここを通して八尾の魅力を伝えたいです。

 

● ソーシャルラウンジYOROZUYAひばり(富山市八尾町福島581)●

誰でも1時間100円で利用できる。ドリンクバーは1時間100円プラスで飲み放題。約4,000冊の書籍は全て寄付されたもので、閲覧のみのものを除き、定価の1/5で販売。本と本棚の寄付も随時受付中。

超高速Wi-Fiあり。越中八尾駅(正面西口)の目の前と、交通の利便性も良い。車は近隣駐車場に無料で駐車可能。今後は日替わりで1日シェフをやりたい人がいたら相談に応じるなど、軽食の導入も考えている。ピアノがあり、コンサートや音楽イベントもできる。土日は石原さんがスタッフをしている。

 

▼石原石原 壮一郎氏 関連リンク

社団法人Ambities Facebookページ

 

 

 

~取材を終えて~

石原さんは、「本当に19歳!?」とびっくりするほど素晴らしい信念を持った方で、インタビューの間ずっと石原さんの考え方や経験に感じ入っていました。周りの人に感謝し、周りの人からもとても愛されているのが伝わってきます。現在、カフェの運営と国際協力事業を一緒にやっていく仲間を探しているそうです。興味のある方はぜひ、石原さんに連絡してみてくださいね。

 

ライター:VoiceFull 古野知晴(ふるのちはる)