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ノーマライゼーションで笑顔の花を咲かせよう! – Muneyoshi Yamazaki – 山崎宗良氏

ノーマライゼーションで笑顔の花を咲かせよう! – Muneyoshi Yamazaki – 山崎宗良氏

富山県議会議員

山崎 宗良(やまざき むねよし)さん

昭和39年、上市町生まれ。山崎コンクリート工業株式会社の代表取締役を務め、「障がいのある方とともに」を基本方針に障がい者雇用に積極的に取り組む。平成27年4月、富山県議会議員に初当選した。

 

 

出馬前は「企業は外部環境のせいにせず、与えられた環境の中、自助努力でやっていかなければならない。売り上げや雇用人数の増加により、社会への影響を及ぼすことができる」と考えていました。

しかし、出馬後は視野が広がり、それまでの考え方が一面的なものだったと知りました。経済は心臓でポンプの役割を果たし、政治は肺で社会の仕組みや決め事など、生活のステージを作っているんです。社会はいろんなところでつながっていて、どちらも重いもの。

中国の言葉「経世済民(世を治めて民を救う)」が政を行うこと(政治)を意味し、その手法が経済だったように、富山県でもかつて富山藩の殿様が「くすりの富山」というブランドを作り、それが大きなマーケットとして地元の活性化につながってきました。

人は死ぬと、天国の門番に「どれだけ楽しんできましたか」と「どれだけの人を救ってきましたか」と尋ねられるそうです。

救うというのは経済的に救う、心を救うなどいろんな形があります。大きなことでなくとも、家庭を笑顔にしたり、会話を楽しむ方向にしたりすることはできる。そうすれば、周りの人の元気が出て、自分も笑顔になることができるんです。

政治に足を踏み入れて思うようになったのは、「自分の理念は笑顔なんだな」ということ。笑顔は自分が唯一、人にプレゼントできるものです。持っている愛情の量と比例し、世界中通じて、誰も悪い気はしません。

いろんな場に呼ばれ、いろんな人と触れたことでパワーをもらい、僕の中にある1番大事な資源に気付けました。期待していただけることで、改めて親や周りの力を感じ、とてもありがたいと思っています。

障がい者手帳がなくても日々生き辛さを感じている人はたくさんいます。ノーマライゼーションという考え方はどの立場になっても僕の中心に大きく存在しています。違いを見つけて排除するのではなく、知識のある人、運動の得意な人、人の世話が得意な人など、一人ひとりが持っている特徴や才能を引き出し、活かしていくことが大切です。

「こうしたい」という想いがあれば、政治家を通じて国へも反映させることができるんです。県民のみなさんが笑顔で暮らせるようになることを願っています。

 

 

▼山崎宗良氏関連リンク

山崎宗良Facebook

山崎コンクリート工業株式会社公式サイト http://pwtoyama.com/

はたらくらすコネクションin上市 http://kamiichi-job.net/shop/889

 

 

~取材を終えて~

「怒ることは人のやる気を起こす動機付けにはならず、感情を交えずに説明したら分かる」「良い習慣を選択して自分との約束を増やしていくことが自信につながる」など、人間として大切なあり方も話してくださった山崎さん。これからの時代には「心のいい人」が求められるとのことですが、山崎さんこそまさに時代に求められている人だと思いました。

ライター:VoiceFull 古野知晴(ふるのちはる) http://ameblo.jp/chi-channel1/