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夢は100歳まで続けること! — Hayato Nagayoshi— 永吉隼人氏

夢は100歳まで続けること!         — Hayato Nagayoshi—  永吉隼人氏

朝活ネットワーク富山 主宰 永吉隼人(ながよしはやと)さん。昭和 48 年、鹿児島県生まれ、静岡県育ち。

大学進学を機に訪れた富山県で結婚し、現在も富山市内の商社に勤める会社員でありながら県内で朝活を開催し、発展させた第一人者です。

朝活を始めたきっかけの1つは、平成 17 年に日経新聞で「めざせ! 早朝の達人」という大阪の活動記事を見つけたこと。「会社に入って自分の成長を実感できなくなってきた頃でした。富山でもあったらいいのにと 思いつつ、記事のことは忘れ、数年後にまた別の出会いがあったんです」。

永吉さんは、平成 21 年に異業種交流会「FELIZ(フェリス)」に参加し、当時流行っていた mixi(ミクシィ)でほかの参加者と繋がり始めました。そしてさらに mixi で見つけたのが、 金沢の異業種交流会の一環で開かれた朝活です。参加してみると新鮮な印象を受け、「富山でもあればいいのに」と話すと「やってみたら」と背中を押してくれる人も現れました。

そして満を持して平成 21 年 10 月、「朝活@富山」をスタート。ジョイフル富山大泉店で開 催した第1回には、9人が参加しました。「当時は、真面目に自分を高め合えるような人たちと出会いたい、会社では学べないこと・会えない人と出会える場にしたいという思いがありました。

今は普通の人が気軽に参加できる、学びと交流の場にしたいと思っています。参加者が人生の選択肢を増やし、自分の可能性を広げ、仕事・家庭・地域活動などあらゆる場 面で活き活きとした人生を過ごすためのきっかけを提供したいんです」。

「朝活@富山」は、日曜は県内外から人気講師を招き、水曜は参加者から講師を募るスタイルで続けてきました。参加者が講師をすることは本人にも周りにも良い影響があります。

人前で話すことによって知識が整理され、ほかの人に話を聴いてもらうことで自信をつけて 本格的に講師デビューする人もいるとのこと。 また、朝活富山に参加したメンバーによって「朝活@呉西(平成 22 年 1 月~)」「朝活かみいち(平成 26 年 11 月~)」「朝活@黒部(平成 27 年 1 月~)」など県内外に朝活が派生し、 広がりを見せています。

平成 27 年 12 月には「朝活@富山」第 500 回の記念イベントも行いました。「これからも、朝活に来たら元気になったとみなさんに言ってもらえる場を作り 続けていきたいです。ゴールがないんですよね」と話す永吉さん。今後は 100 歳まで続けることが目標です。

大勢の人に影響を与え続けている「朝活@富山」。次々に人が集まり、様々な可能性を広げているのは、永吉さんの温かい人柄や雰囲気はもちろん、彼に惹かれた人たちが前向きに行動し続けていることが、さらにその周りの人達にも伝わっていくからではないでしょうか。

ライター: VoiceFull 古野知晴(ふるのちはる) http://ameblo.jp/chi-channel1/